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原始大気
〔原始;現在とはその形質が異なってる出来た当初の原形のモノ〕の〔大気;惑星表面を覆う気体の総称〕とは、即ち46億年前の原始地球における大気の組成で、これには様々な説がある。

原始地球モデルの実験を初めて行ったのは、アメリカのスタンリー・ミラー(Miller)だった。ミラーの師であるハロルド・ユーリー(Urey)の説に概ね従った見解で述べると、話は太陽系の誕生に遡る。
約50億年前、超新星爆発が起こり、その粉塵の99%の質量を取り込んで原始太陽が生じた。取り込まれなかった残滓は〔星雲;塵とガスの混合物〕となり、原始太陽を中心として取り巻いて回転してるうちに平たい円盤状になった。こうして原始太陽系が生まれたが、原始太陽系には惑星はまだなく、もちろん地球もなかった。
原始太陽は温度が上昇して、中心部から溶解して、遊離の原子が不安定に存在してた。原始太陽が発散する熱の影響で、原始太陽系の内側では温度が高く、外側へ行くに従って低くなってったので、星雲の状態も分化された。原始太陽から離れると原子は分子を形成して安定したけど、 物質によって〔微粒子:固体分子〕状になる温度に差があったため、原始太陽系の内側では金属酸化物が微粒子状に、アステロイドベルトでは水蒸気も氷に、その外側では1部の揮発性の物質も微粒子状になった・・・例えばアンモニアも土星付近では固化した。メタンや水素ガスのように冥王星を越えても固化しなかったモノもある。
星雲が引き合いながら凝集してって微惑星ができていき、微惑星同士が衝突を繰り返すコトによって惑星へと成長してった。塵が多いとそれが凝集速度を加速、微惑星がどんどんできるとそれらが衝突する頻度も増すから、揮発性の物質さえも微粒子状に変えた原始太陽系の外側では、 木星を代表とする比重が軽く大きい惑星に成長し、反対に内側の惑星は、地球を代表とする比重が重く小さいモノに成長した。
こうして45億年前には、地球を含む各惑星が誕生した。その後も微惑星の衝突が繰り返されて、衝突時には珪酸塩等に吸着してた水蒸気や粘土鉱物中の結合水が水蒸気として放出されたり、その他固体物質へ吸着してた窒素、炭素、硫黄がメタンガスやアンモニアとして放出されたり、更に二酸化炭素の放出によって、原始大気の組成がなされた。これらの温室効果の高いガスによって、マグマオーシャンを形成して地表を覆い、原始地球はまるで火の玉のようだった。

それがしばらくして冷えてくると、水蒸気が雨となって地表に降り注ぎ、原始海洋になった。この時大気に含まれてた物質も、雨と一緒に原始海洋に溶け込んだ。
生命の起源についての本を一時期よく読んでたけど、所有してたのはブルーバックスのこの2冊だった